COLUMN コラム
広告とかデザインとかで思ったことを発信していきます。
いまさら聞けない?ユニクロの「ヒートテック」はなぜ人気なのか?
ユニクロのヒートテックは累計販売数15億枚を突破するほど大ヒットとなった商品ですが、なぜそんなにも売れているのか知っていましたか?
「アイテムに独自性があって素材も良くって、そもそもユニクロ自体が人気だから」と思われている方は多いでしょう。
ですが、ユニクロもさまざまな工夫を凝らしていまの売上に繋げたようす。その過程を一部、のぞいてみましょう。
他アパレルとユニクロの違いはスタート地点にある
そもそもユニクロのヒートテックは、「東レ」との共同開発によって誕生したもの。ここが他アパレルとの違いだったのかもしれません。
ヒートテックが誕生する前、多くのアパレルメーカーはデザインなどを決める商品企画から始まります。
ですが、素材開発が可能な東レをパートナーにすることで、素材そのものの時点から企画することが可能になりました。
薄いのにあたたかい。肌から発する水分を熱エネルギーに変え、空気として留めることで保温性を高める商品を作ることに成功したのです。
ヒートテックが売れたのは無料配布したからかも?
いくら安価で良質な商品でも、誰もその良さを知らなければここまで売れることはなかったでしょう。
実はユニクロ、日本全国から応募者を募り、10万人の人に無料でヒートテックを配布したのです。
このプロジェクトの他にも、海外では巨大自動販売機を設置し、ボタンを押すとダンサーが踊りながらヒートテックをプレゼントしてくれるという仕掛けもおこないました。
資金力があるユニクロだからこそできる規模の仕掛けですが、ユニクロとしては「とにかく一度着てみれば分かるはず!」という、強い自信があったからできたこと。
ヒートテックは誕生までに多くの時間をかけ、膨大なサンプルを経たうえで生まれた自慢のアイテムなので、きっとリピーターになってくれるという確信があったのでしょう。
いまも続けるヒートテック無料配布の形
大ヒットとなったヒートテックですが、今でも支援が必要なところには多くの寄贈をしています。
2025年1月に起きたロサンゼルスの山火事の際には、被災者に緊急支援としてヒートテック100万点を始めとした衣料の無料配布をおこないました。
過去の無料配布と形は違うものの、被災者にとってあたたかいヒートテックは火災の記憶と共に強く印象付いたはず。支援を通して愛用者が増えることも、予想されるでしょう。
ユニクロだからできた売上をアップさせる方法ですが、小さな規模でも真似できることは多々あるのかもしれません。