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ウルプロ

タイパ時代のWeb広告

コラム2023年9月14日

「タイパ」という言葉があります。「タイムパフォーマンス」の略で、要した時間に対する成果を表現したものです。つまり、効率的なら「タイパがいい」となります。
 タイパを重視する人は、動画を視聴する際は1.5~2倍速で視聴しますし、個々の材料を買うより割高でも、調理の時間を短縮できるミールキットを購入したりします。
 最近では、音楽の前奏が短くなっているそうですが、これも「タイパ」の影響です。音楽は、ストリーミングで聞く人が増えていますが、前奏が長いと「次の曲へスキップ」されてしまうのです。
 タイパを重視する世代には、それに合った広告表現が必要です。
 たとえば、「100万人が愛用」「顧客満足度1位」「全米が泣いた」など、余計な煽り文句はタイパ的にマイナスです。「〇○円節約」など、そのサービス(商品)を使った成果をダイレクトに表現したものが、「タイパがいい広告」といえるでしょう。根拠(エピデンス)は後回しでOK。
 高齢者をターゲットにした場合は、昔ながらの手法の方が効果があったりするかもしれませんが、そうでない場合は、「まず結論」がタイパ時代の広告セオリーになっていくかもしれません。

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