COLUMN コラム
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フリークエンシーとは
コラム2025年1月9日
ネット広告の効果を判断するための数値には、インプレッション(表示)数やクリック率、コンバージョン率などがあります。コンバージョン率が低い……つまり、広告は表示されているのに成果が上がらない場合、なにか対策を講じないといけません。
チェックする要素はいくつもありますが、その中で意外と見落とされがちなのが「フリークエンシー」です。
フリークエンシーは、インプレッション数をその広告を見たユーザー数で割ったものです。インプレッションが1000回でユーザー数が200人なら、フリークエンシーは5になります。つまり、「同じ人が5回その広告を見た」ことになります。
同じ広告を何度も目にすることは、悪いことではありません。何度も目にしたことで、商品の購入やサービスの利用に至った経験のある方も多いでしょう。
しかし、同じ広告が繰り返し表示されることで、嫌悪感を抱いてしまうユーザーもいます。何回か表示されることで効果を発揮する広告も、度を越せばマイナスに作用してしまうわけです。
それをコントロールするのが、フリークエンシーキャップです。同じユーザーに対して、期間(日・週・月)の間に、何回まで広告を表示するかを指定できます。
商品やサービスによって、適切な設定値はいろいろですが、フリークエンシーを設定することで、無駄なインプレッションを減らしたり、リーチ数を増やしたりする効果も期待できます。