COLUMN コラム
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動かない動画広告
コラム2024年5月25日
ネット広告には、大きく分けて「静止画広告」と「動画広告」の2つがあります。訴求力の高い動画広告が注目されがちですが、動画広告が多くなるにつれ、動画広告に対してネガティブな感情を抱く消費者も増えてきました。その結果、高い効果を期待して動画広告を展開したのに、中身を見る前にマイナスな印象を与えることになります。
そんなときに活用したいのが「動かない動画広告」です。これは、複数の静止画を用意して、パワーポイントのようなスライドショーとして表示するスタイルの広告です。静止画の一部を、アニメーションのように動かすパターンもあります。
常になにかが動いているわけではないので、動画広告に対する嫌悪感はなくなります。複数の静止画を用いることで、静止画広告より訴求力はアップします。つまり、静止画広告と動画広告のいいとこ取りをしたものが「動かない動画広告」なのです。
広告を内製している場合でも、動画は制作できないので静止画で我慢しているケースもあるでしょう。その場合でも、元になる静止画があれば比較的容易に「動かない動画広告」へ発展させることが可能です。導入のしやすさを含めて考えると、動かない動画広告は「コスパのいい広告」と言えるのではないでしょうか。