生成AIのような大きな話題にはなっていませんが、じわじわと利用者を伸ばしつつあるのが「縦型ショート動画」です。縦型ショート動画は、スマホのような縦型もしくは正方形で、30秒前後の短い動画を指します。
　縦型ショート動画といえばTikTokが有名ですが、Instagram・YouTube・LINE・Facebookなど、主要なネットサービスでサポートされており、ネットで共通して提供できるフォーマットのひとつとなっています。
　縦型ショート動画＝TikTok＝若い人しか使わない……という印象が強かったのですが、多くのサービスで利用されるようになり、もはや「若い人だけのもの」ではなくなりました。
　縦型ショート動画のメリットは、スマートフォンとの相性がいいことです。テレビを見ない人・パソコンを持っていない人は増えましたが、スマートフォンを使ってない人は少数派なので、ターゲットも幅広くなります。
　また、スマートフォンひとつでも制作可能というのも大きな魅力です。もちろん、大きな効果を期待するなら、ちゃんとしたところに外注するなどの対策が必要ですが、「商品やサービスの利用に関する簡単な説明」などであれば、自前で制作も可能です。
　商品やサービスのサポートツールとしても便利ですし、広告の形態としても魅力的な縦型ショート動画は、今後重要度が高まってくるのは間違いないでしょう。