2024年4月に改正障害者差別解消法が施行されたことで注目されているのが「Webアクセシビリティ」です。今回の改正で、障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。Webアクセシビリティについては、「環境の整備」として努力義務化となっていますが、これを契機として、障害の方のみならず、一般の人にも使いやすいWebサイトにする動きがあります。
　これまでのWebサイトは、動きのあるコンテンツなど「見た目重視」の傾向がありました。そうした派手なWebサイトは確かに目を引くのですが、利用者にとっては「どこに欲しい情報があるかわからない」「なかなか行きたいページにたどり着かない」など、メリットばかりとは言えない状況でした。
　それを改善しようというのが、最近出てきた流れです。シンプルなデザインで、どちらかというと画像より文字を中心にデザインされている傾向です。文字を中心にしても、文字のサイズ・太さ（ウエイト）・色などを工夫すれば、きちんと目立つWebサイトになります。
　また、人にとってもわかりやすいWebサイトは、検索エンジンにとっても情報収集しやすいWebサイトということができます。そうしたwebサイトは、検索エンジン内でのスコアがアップして、検索結果の上位に表示されることが期待できます。
　気になったら、プロにWebアクセシビリティのチェックを依頼してみましょう。伸び悩んでいた原因が、そこに潜んでいるかもしれません。